数遊びは幼児におすすめ|0〜3歳から楽しめる遊び12選や日常生活の工夫

数遊びは幼児におすすめ|0〜3歳から楽しめる遊び12選や日常生活の工夫
子育てをしている方のなかには、早い時期から子どもになにかをさせたいと考えている方もいるでしょう。幼児教育のなかでも、数遊びはおすすめといわれています。

数遊びは0歳から始めるといいといわれていますが、「年齢的にまだ早いのでは?」と思う方もいるかもしれません。

ここでは、幼児に数遊びがおすすめな理由をみていきます。また0~6歳児、それぞれの子ども向けの数遊びも紹介しますのでぜひ参考にしてみてください。

幼児に数遊びがおすすめの理由

おすすめ
幼児の段階で数遊びをする必要があるのか、と疑問に感じている方もいるでしょう。数遊びは、子どもの成長のために重要なものといえます。

数遊びは子どもの脳の発達を支え、数に興味を持つきっかけにもなります。遊びをしながら自然に数を身につけることがポイントです。

脳の発達に欠かせない

なぜ早期に数遊びをすべきか、それは子どもの脳の発達が大きく関係しているためです。子どもの脳は早い段階で形成されるといわれています。

人間の脳は3歳までに80%、6歳までに90%完成するといわれています。特に3歳までの期間は、脳の土台のできる重要な時期です。

神経細胞をつなぐシナプスが形成される時期だからです。この時期に形成される神経回路こそが、子どもたちの思考力の土台になります。

この時期に数遊びを通して数字に親しめば、将来の学びにも自然とつながります。

3歳までに数に興味を持ち始める

おはじきと計算カード
3歳までに数遊びを始めた方がいい理由として、子どもたちの成長過程も見逃せません。通常3歳児は数を数えることに関して興味を抱くケースがほとんどです。

物を数えたり、長さや重さに関心を抱いたりします。この時期に数量に関わる教育を遊びながら行えば、高い効果も期待できます。

この時期は、まだ数の概念を理解しきれなくても大丈夫ですよ。遊びながら少しずつ覚えていきます。

遊びのなかで自然と数に触れられる

3歳児に数字を教えるといっても、従来の机に向かって勉強させる方法はまだ難しいでしょう。そのような集中力はまだ養われていないためです。

そこで重要なのは、遊びを通して数にふれるチャンスを与えてあげることです。日常生活の遊びを通じて、数と自然に出会い、興味を持ってもらいましょう。

お風呂で数を数えながら湯船に入ったり、数の歌を一緒に歌ったりするのもおすすめです。

そうすれば、子どもたちも数を数えることが楽しいと実感してくれるはずです。結果的に数字に対する抵抗感もなくなります。

0〜1歳におすすめの数遊び

赤ちゃんとママ
数遊びは、0歳の赤ちゃんでも遊びながら触れることができます。しかし、乳児にどのように数を教えればいいのかわからない方も少なくないでしょう。

ここでは0歳児でも楽しめる数遊びの方法をいくつか紹介します。簡単にできるものから取り入れていきましょう。

数唱

0歳児の段階では数字はおろか、しゃべるのもまだ難しい段階です。まずは簡単なところから、数遊びを取り入れましょう。

数唱とは、数字を実際に声に出す遊び方です。「ひとつ・ふたつ・みっつ」のように数字を音にするだけなので、誰でもできるでしょう。

まずは10までを順番に声に出して、赤ちゃんに語りかけましょう。今すぐには無理でも、赤ちゃんも徐々に数を数えることを学べます。

数に親しめる歌

歌う親子
数唱する際に、音楽と一緒に数えるのも0~1歳児向けの数遊びといえます。音に合わせて歌うことで、赤ちゃんも楽しめるからです。

一緒に歌って覚えるのもいいでしょうし、CDや動画を使って一緒に楽しみつつ数字を覚えてもらう方法も考えられます。

YouTubeなどでも、数字の歌がたくさん紹介されています。人気キャラクターの描かれた動画も見られるので、楽しく覚えられるでしょう。

ドッツカード

ドッツカード
ドッツカードとは、赤い点(ドット)が描かれたカードで、数量感覚を育てます。

0から100までのカードを子どもに見せてあげるだけで、数が苦手なママでも子どもには数を楽しめる土台づくりをしてあげることができます。

生後3ヶ月からできて、数の感覚だけではなく、理解力や好奇心を育むことができるのもドッツカードの特長です。

子どもが数字を覚える前に、まず量を直感的に理解できるようになるねらいもあります。

遊び感覚で行うと、数への親しみや好奇心が自然に育ちます。

ドッツカードを使った数遊びに興味があれば、ママスクールを検討してみてはいかがでしょうか。

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2歳におすすめの数遊び

裸の赤ちゃん
2歳にもなると、多くの子どもたちが言葉をしゃべり出す時期です。この時期に数遊びをするといっても、具体的に何をすればいいのでしょうか。

おもちゃを使って、楽しく遊びながら数を数える習慣をつけましょう。自分で数えられるといった成功体験のできるおもちゃがおすすめです。

ブロックや積み木

子どものおもちゃとして、ブロックや積み木が自宅にある、これから購入しようと考えている家庭は少なくないでしょう。ブロックは数字を学ぶにあたって、適切なツールです。

例えばブロックを並べたり、積んだりしたときに数を数えていきましょう。すると数の順番やどちらがより大きいのかなどを学習できます。

「今いくつ積んだかな?」と聞いてみると、自然に数の感覚が育ちます。

ほかにもいろいろな形状にブロックを組み立てていけば、空間認識能力も伸ばせるおすすめのおもちゃです。

パズル

パズルをする親子
数字をあしらったパズルを使って遊びながら数字を学んでいく方法も2歳向けです。

数字のピースがいろいろとあるので、決められた場所にはめていきます。どこにどの数字を当てはめればいいのか考えないといけないため、脳も活性化されます。

数字のパズルの場合、順番に並べられているものも少なくありません。正しくパズルをはめることで、数字の順番を遊びながら覚えられます。

そろばん

百玉そろばんを使って、数遊びを楽しむ方法です。1段あたり10個の玉がついていて、10段で構成されているため百玉そろばんといわれます。

そろばんの玉を動かすことで、数を数える習慣がつきます。また簡単な足し算や引き算も玉を左右に動かすことで学べるのもメリットです。

そろばんを動かすときに指先を動かします。脳の成長で重要とされる、手先の感覚の発達にも寄与するおもちゃです。

2歳に差しかかるとイヤイヤ期が訪れて、手がかかって育児に悩む方もいるでしょう。なかには育児をこのまま続けられるのか、自信が持てなくなっている方もいるかもしれません。

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3歳におすすめの数遊び

七五三
早期の数遊び教育に疑問を感じている方でも、3歳になればそろそろやらせてもいいかもと思うかもしれません。3歳になると子どもたちも多様なことができるためです。

ここからは、3歳のお子さんと楽しめる数遊びをご紹介します。3歳の段階では数字の概念が身につくような遊びを取り入れてみてはいかがでしょうか。

さいころ

さいころはさまざまな数遊びができるので、3歳児向けです。親子や兄弟で交互に投げて、どちらの目が大きいか競ってみましょう。

「どっちが大きい?」と子どもたちに聞いてあげます。すると数の大きい小さいの概念が身につきます。

また2回さいころを投げさせて、「2つ合わせていくつ?」と聞きましょう。そうすれば、足し算もあわせて学べます。

単純にさいころを投げて、出目の数をいわせるだけでも十分数字学習が可能です。

ごっこ遊び

子どもの頃、ごっこ遊びの経験のある方も少なくないでしょう。このごっこ遊び、数遊びも同時にできる点はあまり知られていないかもしれません。

例えばおままごとをしたと仮定しましょう。食事の場面で、家族にお皿を配るでしょう。

するとキッチンのようなお皿がもともとストックされた場所からは、家族に配った分の枚数は減ります。そこで「何枚になった?」と尋ねましょう。

おままごとを通して、自然に引き算感覚にも触れられます。

数を一緒に数える

3歳頃になると、言葉を話したりやりとりを楽しめたりするようになってきます。

この時期は、日常のなかで「いち、に、さん」と一緒に数を数える遊びがぴったりです。

おもちゃやお菓子、階段など身近なものを数えることで、自然と数字への興味が育ちます。

4〜6歳が楽しめる数遊び

さいころ
4歳以降になって、今度はどのように数字に触れさせるべきかで悩む方もいるでしょう。4~6歳を対象にした数遊びを紹介します。

4歳以降は、これまでの数遊びをベースに成長に合わせた方法を考えましょう。

以下で紹介する方法を中心に、長く数字に触れられる環境をつくりましょう。

すごろく

すごろくで数遊びを楽しむ方法は4~6歳児向けです。3歳までの数遊びでさいころに親しんでいれば、すごろくにも早く慣れるでしょう。

多くの方に知られているとおり、すごろくはさいころの出目に合わせて自分の駒を進めていくゲームです。市販のものを購入してもいいですし、親子一緒になってつくるのもいいでしょう。

市販のものを購入する際には、子どもが理解しやすく長く楽しめるものを選ぶようにするといいでしょう。

量り遊び

はかり
量り遊びも4~6歳児向けといえます。いろいろな物を準備して、重さを量っていくシンプルな遊びです。

遊びの内容自体はシンプルな一方、いろいろな楽しみ方ができます。例えばある物の重さを量ります。

そしてその重さに近そうな物を見つけて、量ってみましょう。まったく大きさや形状が異なるものでも、量ってみたら同じ重さのものだといった発見もあるでしょう。

楽しく量り遊びをしながら、物の重さや数の大きい小さいなどさまざまなことを学べます。

カレンダー遊び

カレンダー遊びも、手軽にできる数遊びです。カレンダーを準備して、カレンダーを見ながらクイズを出して答えてもらいます。

「今日は何日の何曜日?」や「20日は今日から何日後?」のようにクイズを出します。これで31までの数字に親しむことが可能です。

数遊びだけでなく、カレンダーを見る習慣も身につきます。さらに日付に対する概念や感覚も養えるので、今後の子どもたちのためになる数遊びです。

なかにはカレンダーをなかなか理解できない子どももいるかもしれません。その場合、数字が縦並びになったカレンダーを使ってみるといいでしょう。

このようにいろいろな数遊びを試してみて、子どもが気に入るものを探しましょう。ただなかなかうまくいかずに、悩むこともあるかもしれません。

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日常生活でできる数遊びの工夫

片付け
別に遊びでなくても、日常生活のなかで数字に触れられるシーンは数多くあります。例えば片付けです。

片付けをするときに、子どもたちに数を意識させます。「積み木10個持ってきて」や「1つの箱に5つずつ分けて入れよう」のような感じで指示します。

するとおのずと子どもたちも数を数える習慣が身につくでしょう。また箱に5個ずつのように指示を出せば、ものの分け方もマスターできます。

おやつのときも数遊びのいい機会です。「この箱にクッキーが8枚入っていて、今2枚あげたよね?残りは何個?」のように質問すれば、引き算を学べます。

努力していても、やり方が正しいのか、長く続けられるか自信が持てない方もいるでしょう。そんなときこそ、ママスクールの出番です。

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親子で楽しく遊びながら数と親しもう

親子
子どもの脳は3歳までに80%完成するといわれているので、それまでに数遊びで数字に触れることは大変重要です。しかしどのようにすればいいかわからず、迷っている方もいるでしょう。

今回紹介した数遊びであれば、子どもたちも勉強している感覚があまりなく楽しく学習できるはずです。親子で一緒に遊び、ときには子どもたちに質問して数に慣れましょう。

そうすることで、親子のコミュニケーションも密になります。しかしなかには、数遊びを楽しく続けられるか不安に感じている方もいるかもしれません。

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