はさみは何歳から使える?練習ステップや教え方のコツ、注意点を紹介

はさみは何歳から使える?練習ステップや教え方のコツ、注意点を紹介
SNSや育児書などで、自分の子より月齢の低いお子さんがはさみを使っている様子を見て、「うちの子はまだできない…」と不安になることはありませんか。

はさみの使用に関して、どう教えたらいいのかわからないママやパパにとって、はさみに触れさせることはちょっと勇気がいることかもしれません。しかし、お子さんの発達には順序があり、発達段階によってできる準備があります。

この記事では、お子さんが不安なく楽しくはさみを使えるようになるまでのステップを、日常の遊びや関わり方も含めて紹介します。

親ができるサポートの方法を知れば、日々の関わりがきっと未来の子どもの「できた」につながっていくことでしょう。

はさみは何歳から使える?

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はさみ
「ほかの子はもうできるのに…」「うちの子は遅いの?」など、不安になるママもいるのではないでしょうか。しかし、はさみを使用する準備が整っていることが望ましいため、月齢で判断する必要はありません。

一般的には2〜3歳ごろから少しずつはさみに触れ始める子が多いですが、使いこなせるようになるのはもう少し先のお子さんもいるでしょう。

幼児期の手先・手首・指先の細かな動きを指す微細運動は、1歳ごろから少しずつ始まるとされ、2歳を過ぎてから徐々に器用さが増していきます。

「2歳までに使わせなきゃ」と焦る必要はありません。お子さんのペースに合わせて、少しずつ準備していきましょう。

指先や集中力などの土台が整ってきてからで大丈夫です。焦らず「今は準備の時期なんだな」と思えるだけで、ぐっと気持ちが楽になりますよ。

「今すぐ使えなくても大丈夫」「今できることから少しずつ始めよう」と長い目で見守ることが大切です。

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はさみを使うために必要なこと

親子で工作
「どうすればはさみの練習を始められるの?」「何からやったらいいの?」と感じているママもいるのではないでしょうか。

いきなりお子さんに「切ってごらん」とはさみを渡しても、まだ手や指、集中力などの準備が整っていないとうまくいかないこともあります。

ここでは、はさみを使う準備として押さえておきたいポイントをいくつかお伝えします。特別なことは必要なく、遊びや日常の関わりのなかで育てられることが多くあります。

指先や握力の発達

はさみを使うには指先をしっかり開閉したり、親指・人差し指・中指の3本でしっかり持ったりする動作が必要です。

これは、手や指先の細かい動きを指す微細運動のひとつです。例えばおもちゃをつまむ、ボタンを外す、紙を破る・折るなどの指先を使った運動が当てはまるでしょう。

また、食器の使用やお絵描きなども微細運動に含まれます。月齢にこだわらず、遊びのなかで手や指を動かすこと自体が、はさみの準備につながりますよ。

厚生労働省が公表している日本の保育指針のなかでも、乳児期にはおもちゃや身の回りのものを、つまむ・つかむ・たたく・引っ張るなど手や指を使った遊びを推奨すると記されています。

手や指の動きが少しずつ器用に動かせるようになるのを見守りながら、日々の遊びに関わっていきましょう。

ルールの理解

はさみを使うためには物を切る道具としてはさみを認識したり、机に向かってはさみを使ったり、いくつかのルールを守る理解力や集中力が必要です。

幼児期はルールがあることを少しずつ知っていく時期です。遊びを通して学んでいけると安心ですね。教育指導要領の解説でもお子さん一人ひとりの発達を踏まえた指導が重要とされています。

幼児期は遊びながら育つ段階なので、まずは道具に触れてみることや興味を感じられる関わりが重要になってきます。

例えば、ママが「チョキチョキって音がするね」と声をかけながら切ってみせるだけでも、お子さんの「やってみたい!」気持ちを引き出せます。

そろそろはさみを使わせなきゃいけない時期だと焦るのではなく、遊びながら準備していこうと考えることで不安なく進めていけるかもしれません。

はさみを使うのに必要な手の動きや理解力は、0歳のころから日常の関わりのなかで自然に育っていきます。

ママスクールのプログラムでは、発達の土台づくりを、遊びや親子のコミュニケーションを通して自然に学べるように体系化しています。

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はさみを練習する4つのステップ

はさみ・画用紙・色鉛筆
「いつからどうはさみの練習を始めたらいいんだろう…」と、悩むママもいるかもしれません。不安にならなくて大丈夫ですよ。

遊びや生活のなかで、手を使う・考えて動くといった経験を重ねていくことが、のちの発達の土台になります。

ここでは、発達の順序をふまえて段階を踏むことで、はさみを使えるようになるまでを4つのステップに整理しました。

どの段階であっても無理に急ぐ必要はありません。できないことや興味を持たなくても、お子さんにとって遊びの一部として自然と取り入れていくことが大切です。

できないのではなく、「今はまだこの段階にいるんだ」と考えることが子どもの力を引き出す第一歩になるでしょう。

指先を使う遊び

まず最初にはさみを持つ準備段階として、指先や手首を使う遊びを多く取り入れていきましょう。

紙を裂く・折る・貼る・積み木を積む・おもちゃをつまむといった遊びは、指先の動きや手の開閉、手首の安定をサポートします。乳幼児保育の指針にも示されているので、遊びに取り入れるといいでしょう。

また、微細運動の発達は1歳ごろからクレヨンでの殴り書きなどで始まり、年齢が上がるにつれて手首や指先の動きに移行していくといわれています。

遊びを通して成功体験や楽しい気持ちを積み重ねることで、次の段階へスムーズに移れます。

はさみの使い方を知る:約束、持ち方、動かし方

切るところをじっくり見る赤ちゃん
次の段階では、実際にはさみに触ってみましょう。まだ切ること自体が難しい時期には、まず約束を決めます。はさみは椅子に座って使う・顔の近くでは使わない・終わったら決まった場所に戻すなどです。

ママが一緒に決めて声をかけることで、お子さんにもルールを守って道具を大切に使う姿勢が伝わるでしょう。

持ち方も、子どもが真似できるようにママがお手本を見せながらやさしく声をかけると、より理解が深まります。

線や形を切る力は、手先の使い方や集中力、目と手の協調など、さまざまな発達とつながっています。

1回切り

持ち方や動かし方が少しずつわかってきたら、いよいよ1回切りに挑戦します。まずは紙を用意し、ママが切ってみせましょう。

次にお子さんに「自分でやってみる?」と声をかけ、1回だけ切る体験を促します。紙を片手で押さえてもう一方の手ではさみを持って切る動きは、指先や手首、手の運動になり高い集中力を必要とします。

段階を踏んで遊びのなかでゆっくりと進めることで、子どもは不安なく挑戦できるでしょう。大切なのは、「失敗しても大丈夫だよ」「できるようになるまで見守っているね」と声をかけることです。

無理に切らせようと急がず、段階を踏んで経験させてあげることで次のステップにつながるでしょう。

連続切りや曲線切り

紙を1回切る体験を何度か繰り返し、紙を切る感覚が育ったら、次は連続切りや曲線切りに入りましょう。

紙を少し長めに用意し、直線に沿って何回か切ったり、波線や曲線に沿って切ったりすることに挑戦します。この段階になると、はさみを動かし続けることや手の動き・紙の動き・目の動きの連携が求められます。

幼児期は、線や形を切り抜くなどはさみの使用を通じてさまざまな能力の発達が促されるでしょう。

少し難易度が高い動作ですが、ポイントは無理に急がないことと、遊びとして楽しめる環境で行うことです。ママと一緒に「次はこの線を切ってみようね」「上手に切れたね」と言いながら、お子さんが楽しんで取り組めるような雰囲気を作ってあげましょう。

はさみを使う時間は、手先の練習だけでなく、親子のやりとりの時間でもあります。

一緒に笑いながら挑戦することで、子どものなかに「もっとやってみたい!」「こうしたらどんなのができるんだろう?」という気持ちが育ちます。

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はさみの教え方のコツ

親子で工作
「はさみの使い方をどう伝えればいいかわからない…」「わが子には怖い思いをさせたくない…」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

大切なのはお子さんに教え込むことではなく、お子さんと一緒に楽しむ気持ちです。ママやパパが笑顔で見守るだけで、お子さんは安心して挑戦できます。

ここでは、はさみの使い方に関して教える際のコツを紹介します。

はさみに興味をもってもらう

まずはお子さんにはさみに興味を持ってもらうことが大切です。ママがはさみを使って紙を切る場面を見せ、「こうやって切るんだよ」「紙が切れたね」などと声をかけてみましょう。

お子さんが見やすい位置で行い、問いかけることで興味が芽生えるかもしれません。また、はさみをしまっている箱を用意して「使ったら戻そうね」と遊びのように片付けを促すことも、道具への意識を育てるうえで役立ちます。

使うときの約束を決める

次に、はさみを使うときの約束を一緒に決めるといいですよ。例えば、椅子に座って使う・紙は机の上に置く・ケガをしないように気を付けるなどのルールを決めましょう。

ママがわかりやすくお子さんと同じ言葉を使って説明すると、お子さんは約束を守ることを理解しやすくなります。はさみを使うときは、事故防止の観点だけでなく、道具を大切に使う感覚を育てることも大切です。

ママやパパと一緒に練習する

子どもと遊ぶママ
ママやパパと一緒にはさみを使えば、お子さんは不安なく楽しみながら挑戦できます。

ママやパパがお手本を見せて、「次は一緒にやってみようか」などと声をかけながら、お子さんの手を添えてあげてみてください。

自分で挑戦する姿勢が、お子さんの主体性を育てます。

ゆっくりお手本を見せる

はさみを使う大人
はさみの操作は、お子さんにとってはまだまだ新しい動作です。紙を切る動作を丁寧にゆっくり見せ、言葉で動作を伝えてあげましょう。

また、お子さんがはさみの使用にあまり興味を示さなくても、急がず焦らず待つことも大切です。ママが笑顔で取り組んでいると、お子さんも「やってみたい!」気持ちになりやすくなります。

こうした親子のやり取りの積み重ねが、言葉や集中力などの発達にもつながります。

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はさみの練習をさせる際の注意点

はさみ・テープ・折り紙
はさみの練習をするにあたり、安全面の不安やけがをさせたくないと感じる方もいるのではないでしょうか。

ここでは、不安なくはさみの練習ができるように、実践的な注意点を整理します。はさみを使う遊びを安全な環境で楽しむことが大切です。

目を離さない

はさみを使うときは、お子さんから目を離さないことが基本です。特に初めのうちは、ママが見守りながら行うことがお子さんの安全につながるでしょう。

安全にはさみを使える環境を整えて、お子さんの近くにいるように保ちましょう。

声かけの仕方を工夫する

親子で取り組む
はさみを使う際は、危ないからダメなどの否定的な言葉を使うのではなく、ゆっくり動かしてみようかなど肯定的な言葉がけを行いましょう。

肯定的な声をかけることで、お子さんは恐怖感ではなく挑戦する前向きな気持ちを持つことができます。

はさみは子どもの手が届かない場所にしまう

はさみを使う時間以外は、お子さんの手の届かない場所にしまうことが大切です。お子さんと一緒に片付けることで、道具を扱う責任感を育てましょう。

はさみが出しっぱなしだったり、お子さんの手の届くところにあったりすると、いたずらや事故の原因になります。はさみの置き場所をあらかじめ決めておくことが大切です。

はじめてのはさみの選び方

工作セット
どのようなはさみを選ぶかなど、商品選びが難しいと感じる方もいるかもしれません。

さまざまなはさみが売られていますが、重要なのはお子さんの発達段階に合ったはさみを選ぶことです。自分の発達段階に合ったはさみを使うことで、お子さんの安全や楽しい経験につながります。

ここでは月齢や手の大きさなど、はさみの選び方をいくつかご紹介します。

年齢や手の大きさに合ったもの

はさみ
はさみを選ぶ際は、お子さんの手にフィットするものを選びましょう。0歳や1歳の段階では、はさみを自由に使うことを目的とせず、遊びの一環として持つ体験をさせる程度で十分かもしれません。

子ども用の小さめのサイズで、握りがしっかりしていて動かしやすいものがおすすめです。2〜3歳ごろは切る動作を少しずつ経験するために、お子さんの手に合ったグリップで持ちやすそうなものを選びましょう。

プラスチック製やガード付き

安全性を重視してはさみを選ぶ際は、刃の部分がプラスチック製のものや、金属の刃でも刃先が丸くなっていたりハンドルにガードが付いていたりするはさみがおすすめです。

また、はさみの刃が外れにくく、お子さんが間違って手を滑らせたときの安全対策がされているものを選ぶといいでしょう。利き手が決まっている場合は、お子さんの利き手用のものを用意すると使いやすいです。

安全性と使いやすさを両立して選び、不安なくお子さんにはさみの使用を促せる環境を整えてあげてください。

楽しみながらはさみを使う準備をしよう

家族で工作
はさみを使用するにあたって大切なのは、焦らずママもパパも楽しみながらお子さんの成長を見守ることです。

お子さんが成功体験を積めるよう、ママやパパが温かく見守る環境を作ってあげましょう。お子さんの「やってみたい!」という気持ちは、学びの原動力です。

ママやパパが手を添えて一緒に挑戦することで、「できた!」という自信が芽生え、次の意欲につながります。小さな成功体験を積み重ねることが、将来の集中力や探求心を育てる第一歩につながりますよ。

ママスクールでは、特別な教材や時間がなくても、普段の生活のなかでできる具体的なやり方を数多く紹介しています。

オンライン講座形式なので、仕事や家事の合間に学ぶことができるでしょう。

一歩ずつの積み重ねが、お子さんの一生の土台をつくります。はさみの練習を通して、親子で一緒に成長する時間を楽しんでいきましょう。

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専門家のやさしいサポートのもと、日々の関わり方を見直すだけで、親子の時間がもっと笑顔に変わりますよ。

今から少しずつ取り組むことで、できなかったことができるようになる。そんな小さな成功体験がお子さんの好奇心を育んでくれることでしょう。

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