乳児の月齢別にみる運動発達の目安|赤ちゃんの運動能力を伸ばす月齢別の遊びを解説

乳児の月齢別にみる運動発達の目安|赤ちゃんの運動能力を伸ばす月齢別の遊びを解説
赤ちゃんの発達には一人ひとりに個性があります。

SNSで同じ月齢の子の成長を見ると、つい比べてしまうこともあるかもしれません。ですが、赤ちゃんのペースは本当に一人ひとり違います。

焦らず見守ることで、今の成長を安心して楽しめますよ。

動きや表情の変化を注意深く観察しながら、少しずつ力を育んでいく過程が大切です。

この記事では、新生児から1歳ごろまでの運動発達の目安と、月齢に合わせた遊び方を紹介します。

家庭でできる関わり方や、けがを防ぎながら楽しむためのポイントもあわせて確認していきましょう。

乳児の月齢別にみる運動発達の目安

おもちゃで遊ぶ赤ちゃん
赤ちゃんの発達は、月齢によってできる動きや反応が少しずつ変化します。ほかのお子さんと比べずに、わが子のペースを理解して寄り添うことが大切です。

ここでは、新生児から1歳ごろまでの運動発達の目安を、見守りのポイントとともに紹介します。

新生児~生後2ヶ月ごろ

この時期の赤ちゃんは、まだ自分の体を知る途中です。手足をばたつかせながら、光や音に反応することで感覚を育てています。

抱っこをしたり、やさしく声をかけたりして、落ち着ける環境を整えましょう。

短い時間でもママやパパのまなざしを感じることで、赤ちゃんは自分の存在を意識し始めます。

また、音への反応や視線の動きを観察すると、感覚の発達が進んでいる様子が伝わってくるでしょう。

生後3~5ヶ月ごろ

首がすわり始めると、周囲のものに興味を示すようになります。

ママやパパの顔を追いかける動作や、声のする方向を向く反応が見られたら、積極的に話しかけてみましょう。

同じ姿勢を続けず、手足を動かしたり向きを変えたりしながら過ごすことで、少しずつ筋力がついていきます。

このころには、手を口へ運ぶ動作も増え、物に触れて確かめる感覚が発達します。

生後5~7ヶ月ごろ

赤ちゃん
寝返りやひとり座りの動きが見られる時期です。動きを促そうとするよりも、やわらかいマットの上などで、赤ちゃんが自分のペースで体を動かせるようにしてあげましょう。

座る姿勢を支えるときは、背中を軽く支える程度で十分です。転がる・支えるなど、全身を使う動きを見守ることが発達を促すコツです。

両手を使っておもちゃを持ち替えるなど、左右の連動が活発になり始めます。

生後7~9ヶ月ごろ

はいはいが始まり、空間を探索するようになります。家具の角や小物を片付け、危険のない範囲で思い切り動けるようにしましょう。

先回りして助けるより、少し離れて見守ることで、赤ちゃんの「自分でできた!」という気持ちを育てられます。挑戦の積み重ねが体のバランスを整えます。

はいはいの際に重心を左右に移動させることで、肩・腰・膝など全身の協調性が育つでしょう。

生後10~12ヶ月ごろ

つかまり立ちや伝い歩きが始まり、世界が一気に広がる時期です。

歩く練習を焦らず、転んでも「大丈夫だよ」と声をかけながら、ゆっくり様子を見守りましょう。立ち直る経験が足腰の安定を育てます。

転倒防止に配慮しながら、赤ちゃんの新しい動きを見守りましょう。

このころには、両手を離して立とうとするなど、姿勢を保つ力と好奇心が同時に高まります。

赤ちゃんの運動能力を伸ばす月齢別の遊び

上機嫌の赤ちゃん
月齢ごとに見られる動きに合わせた遊びは、赤ちゃんが体を動かす楽しさを知るきっかけになります。

高価なおもちゃがなくても、ママやパパの声や動きだけで十分です。

ここでは、日常のなかでできる月齢別の遊びを紹介します。無理なく続けられる工夫を見つけていきましょう。

生後3~5ヶ月ごろ:キョロキョロ遊び

この時期は、首がすわり始めて周囲の動きに興味を持つころです。

ママやパパが左右に動きながら声をかけたり、明るい色のガラガラをゆっくり動かしたりして、目で追う動作を促します。

赤ちゃんがママやパパの顔や声の方向を見ることが、視覚と聴覚を同時に育てる遊びになります。

光や音への反応を見守りながら、赤ちゃんが自分から動こうとする瞬間を大切にしましょう。

やわらかい音や笑顔に反応する様子が見られたら、感情表現の発達も進んでいる証拠です。繰り返し遊ぶうちに、目で追う動きがより滑らかになります。

生後5~7ヶ月ごろ:ボール遊び

ボールで遊ぶ赤ちゃん
寝返りや支え座りができるようになると、手を伸ばして物を触ろうとする姿が見られます。

やわらかいボールを転がして手を伸ばす動きを促すと、体幹のバランスが整うでしょう。

ママやパパが軽く受け止めたり転がしたりするやりとりを繰り返すことで、動きにリズムが生まれ、運動のタイミングを覚えていきます。

つかんだボールを落とす、転がすなど、失敗を含めた経験が指先と目の協調を育てます。

形や素材の違うボールを使うと触ったときの感覚が変わり、触覚を通じて脳の発達にもつながるでしょう。

ママの表情に反応して笑うようになると、やり取りの楽しさが広がります。

生後7~9ヶ月ごろ:トンネル遊び

はいはいを始めた赤ちゃんには、段ボールやクッションを並べたトンネルをくぐる遊びがぴったりです。

狭い場所を通り抜けることで、腕や脚の筋力に加え、空間を把握する力が養われます。ママが出口で声をかけると、方向感覚や聞く力も一緒に育ちます。

危険のない環境で、赤ちゃんのペースに合わせて進めるようにしましょう。

トンネルの先にお気に入りのおもちゃを置くと、到達意欲が高まり全身の動きが活発になります。

体をくぐらせる動作を通して、重心の移動を自分で調整する力も身に付きます。

生後10~12ヶ月ごろ:バランス遊び

つかまり立ち
つかまり立ちや伝い歩きをするようになったら、体の軸を感じる遊びを取り入れましょう。

両手を持って軽く上下にリズムをつける、音楽に合わせて体を揺らすなどの動きが効果的です。

立ち上がろうとする動作を支えすぎず、倒れても危なくないよう床を整えておくと見守りやすいでしょう。

歩き始めの時期は、転びながらも立ち直る経験を積むことで、足腰の安定と挑戦する意欲が高まります。

家具につかまりながら立ち上がる際は、滑りにくい足元を整えることも大切です。バランスを取ろうとする体の動きが、姿勢を保つ力につながります。

運動発達がゆっくりな乳児には中心軸遊びを試してみよう

寝転ぶ赤ちゃん
赤ちゃんの成長には個人差があります。同じ月齢でも動きがゆっくりなことはよくあること。焦らずに、今できることを一緒に楽しんでいきましょう。

赤ちゃんが自分のペースで体を使う経験を積み重ねることが大切です。

体の真ん中を通る中心軸は、姿勢を支える土台です。軸が整うと寝返りやはいはい、立ち上がりなどの動きがスムーズになります。

家庭でできる簡単な遊びを取り入れてみましょう。

仰向けで寝かせ、両手足を軽く支えて左右に揺らすと、体の中心を感じる力が育ちます。

抱っこのときも体を軽く傾けたり、ひざの上で左右に揺らしたりすると、バランスを取る力が育ちます。

動きが止まったときは、顔の近くで声をかけたり、手を握ったりして反応を確かめましょう。短時間でも繰り返すことで、体を動かす意欲が生まれます。

赤ちゃんの発達がゆっくりに感じても、無理に練習を急ぐ必要はありません。笑顔や小さな反応の変化を見つけながら、できたことを喜ぶ姿勢が大切です。

発達のペースが気になるとき、「このままで大丈夫かな?」と感じる瞬間もあるかもしれません。そんなときに寄り添ってくれるのが、0歳からのママスクールです。

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乳児の運動発達向上におもちゃはどう取り入れる?

手づくりおもちゃで遊ぶ赤ちゃん
おもちゃは、赤ちゃんの感覚や動きを楽しく育てる身近なパートナーです。特別な知育玩具がなくても、身近なもので十分に成長を支えられます。

どのようなおもちゃでも、関わり方ひとつで発達を促す遊びになるでしょう。

音の出るおもちゃは、耳と手の動きを結びつける効果があります。ガラガラや鈴を振って音を鳴らすと、赤ちゃんは自分の動きに反応があることを学びます。

「鳴ったね」と声をかけることで、聴覚と情緒の発達が同時に進むでしょう。

布ややわらかいボールなど、感触の異なるおもちゃもおすすめです。握る・押す・引くなどの動きが指先の発達を促し、形や素材の違いが新しい刺激になります。

転がるおもちゃを追いかける遊びは、はいはい期以降にぴったりです。目と体の両方を使うことでバランス感覚や体幹が育ちます。

ボールのやり取りを通して、親子のコミュニケーションも深まるでしょう。

おもちゃは数を増やすより、興味を示したものを繰り返し遊ぶのが効果的です。月齢に合わない小さな部品は誤飲の原因になるため、遊ぶ前に確認しておきましょう。

おもちゃの力を活かすには、親子の関わり方が欠かせません。

おもちゃ遊びは、ただ「遊ぶ」だけでなく、親子の信頼関係を深める大切な時間でもあります。

ママやパパのちょっとした声かけや関わり方ひとつで、赤ちゃんの「できた!」という喜びや自信が育っていきます。

そんな日常のなかでできる発達サポートを、もっと楽しく取り入れたい方には、0歳からのママスクールがおすすめです。

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乳児と運動遊びをする際の注意点

階段を登る赤ちゃん
運動遊びは、赤ちゃんの発達を促す大切な時間です。ただ、夢中になるあまり、思いがけないけがにつながることもあるため、少しだけ環境を整えてあげましょう。

落ち着いて見守るには、環境を整え、月齢に合った遊び方を知ることが大切です。ここでは、家庭で運動遊びをする際に気を付けたい注意点を紹介します。

誤飲や転倒に気を付ける

赤ちゃんは身の回りの物を口に入れて確かめようとします。

小さなボタンや紙くずなど、床や家具のすき間にある物をそのままにしておくと、誤飲につながるおそれがあり注意が必要です。

遊ぶ前には周囲を確認し、手の届く範囲をすっきり整えておくといいでしょう。

はいはい期からは、転倒やぶつかりにも注意が必要です。角のある家具には緩衝材をつけ、床は滑りにくくしておくと転びにくくなります。

また、ソファやベッドの上は高低差があるため遊び場所には不向きで、床の上で過ごす方が適しています。

遊びの途中で疲れた様子がみられたときは、早めに休憩をとりましょう。集中力が途切れると、転倒やぶつかりが起きやすくなります。

月齢や興味に合わせた遊びを行う

はいはいをする赤ちゃん
赤ちゃんの発達は一人ひとり異なり、同じ月齢でもできることに幅があります。

そのため、月齢ごとの目安を参考にしながら、今の興味や動きに合わせて遊びを選ぶことが大切です。

首がすわる前の時期は、寝返りを促そうと無理に動かすよりも、顔の近くで声をかけたりおもちゃを見せたりして反応を楽しみましょう。

はいはい期には、トンネルをくぐる・布をめくるなどの動きを取り入れると、体の使い方を自然に覚えやすくなります。

歩き始めの時期は転倒しにくい場所を選び、手をつないで数歩進む程度にとどめると、落ち着いて歩く感覚をつかみやすくなります。

どの時期でも、できたことを繰り返しほめるだけでなく、挑戦している様子を見守ることが次の成長につながるでしょう。

ママが穏やかに関わることで、赤ちゃんの自信と意欲が少しずつ育っていきます。赤ちゃんとの遊びを月齢や興味に合わせると、より充実した時間になるでしょう。

赤ちゃんの成長を見守る毎日は、嬉しさと同時に「これでいいのかな?」という不安もつきものですよね。

そんな時こそ、発達の目安だけでなく、わが子の今に寄り添う関わり方を知っておくことが大切です。

0歳からのママスクールでは、月齢や発達段階に合わせた遊び方や声かけのコツを、専門家がわかりやすく解説しています。

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乳児の運動発達を伸ばすためのポイント

ブロックで遊ぶ赤ちゃん
赤ちゃんの発達は、日々の小さな積み重ねによって育まれます。

特別な取り組みをしなくても、親子の関わり方や声のかけ方を少し意識するだけで、体や心の発達が自然に進むでしょう。

ここでは、運動発達を伸ばすために家庭でできる関わり方のポイントを紹介します。

親子でしっかりとコミュニケーションを取る

赤ちゃんとの関わりでは、言葉の量よりも気持ちのやり取りが大切です。

授乳やおむつ替えのときに目を合わせたり、笑顔で声をかけたりするだけでも、赤ちゃんはリラックスして気持ちを表に出せるようになります。

スキンシップも、情緒と運動の発達を支える大切な時間です。抱っこや触れ合い遊びを通して、赤ちゃんは体の動かし方や人とのつながりを感じ取ります。

泣いているときにあやすだけでなく、穏やかな時間にも手を握ったり頬を寄せたりして、温もりを伝えましょう。

優しい声やぬくもりに触れると、赤ちゃんの心と体が落ち着いて育っていきます。

子どもの機嫌がいいときを選ぶ

赤ちゃんと遊ぶときは、機嫌や体調に合わせたタイミングを選ぶことが大切です。

眠いときやお腹が空いているときは集中できず、動きを無理に促すと不快な印象が残ってしまうこともあるでしょう。

笑顔が見られたり、声を出して反応したりする時間帯は、遊びや関わりの効果が高まります。

ママが穏やかな気持ちで向き合えると、赤ちゃんも安心感を持って動きやすくなり、自然とやり取りが増えます。

無理のない時間を選び、親子ともに心地よく過ごせる環境を整えていきましょう。

さまざまな体験をさせてあげる

葉っぱを触る親子
赤ちゃんは、見る・触れる・聞くなどの体験を通して世界を知っていきます。外の空気に触れたり、光や風を感じたりする時間は、感覚の発達に欠かせません。

外気浴や散歩では、草の揺れや鳥の声など、自然のなかでさまざまな刺激に出会えます。

室内でも、素材の異なる布やおもちゃを触ったりママの歌声を聞いたりするだけで、豊かな感覚刺激が得られます。

大切なのは、赤ちゃんが興味を示したものに寄り添い、無理に次の遊びへ移らないことも大切です。

一つひとつの体験を丁寧に繰り返すと、五感が自然に結びつき、体の動きが滑らかになります。

便利グッズに頼りすぎない

育児を助ける便利グッズはたくさんの種類がありますが、使い方によっては赤ちゃんの動く機会を減らしてしまうことがあるため注意しましょう。

バウンサーや歩行器などに長く座っていると、体をひねる・手足を伸ばすなど自然な動きの経験が少なくなります。

グッズは上手に取り入れながら、遊ぶときはできるだけ床の上で自由に体を動かせる環境をつくりましょう。

寝返りやはいはいのような小さな動きが、姿勢を支える筋肉を育てます。ママがそばで見守りながら声をかけることで、赤ちゃんはのびのびと動きを試せます。

使い方を工夫し、家庭のなかでも自由に体を動かせる時間を大切にしていきましょう。

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学びを通じて、赤ちゃんとの時間をより穏やかで前向きなものに変えていきましょう。


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乳児の運動発達を向上させて可能性を広げよう

スキンシップ
赤ちゃんの発達には一人ひとりのペースがあり、焦らず関わることが大切です。日々の遊びやスキンシップのなかで、体や心は少しずつ成長しています。

ママが穏やかな気持ちで関わる時間が、発達を支えるでしょう。

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