フラッシュカードの危険性とは?効果や弊害について詳しく解説

フラッシュカードの危険性とは?効果や弊害について詳しく解説
「フラッシュカードは知育にいい」「小さいころに始めると右脳が鍛えられる」などの情報をSNSで見て、フラッシュカードに興味がある方もいるでしょう。

反対に、「子どもの元気がなくなった」「表情が乏しくなった」という声を聞き、フラッシュカードは危険なのかなと不安を感じているママさんもいるかもしれませんね。

フラッシュカードは、幼児教育で使用される学習方法で、一度に大量の情報を高速で見て、刺激を受けたり記憶したりすることで集中力を高めたりする効果があります。

しかし、フラッシュカードにはやり方を間違えてしまうと弊害が出てくることもあるので、正しい使い方を理解しておくことが大切です。

この記事では、フラッシュカードで得られる効果と弊害、効果的に使うための方法について紹介します。

フラッシュカードとは

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フラッシュカードは、表にイラストが描かれ、裏に名称が書かれたカードのことを指します。

動物や野菜などのイラストが描かれたものやドットが描かれたドッツカード、ひらがなや英単語が書かれたものなど、いろいろな種類があります。

幼児教室でもよく使われていて、乳児さんでも取り入れやすいのが特徴です。

使い方はとてもシンプルで、絵を見せながら名前をやさしく読み上げるだけ。特別な準備もいりません。

フラッシュカードという名前のとおり、カードをテンポよくパッパッとめくるのが一般的なスタイルです。

テンポよく見せることで、子どもは絵をぱっと捉えたり、聞こえてきた言葉をイメージと結びつけたりしやすいといわれています。

この遊びを続けることで、絵と名前を結びつける力・集中して見ようとする力・「これはなに?」と知ろうとする気持ちなどが育ちやすくなるという声もあります。

あくまで遊びのひとつとして、親子で楽しみながら取り入れられるといいでしょう。

フラッシュカードは何歳からできる?

赤ちゃん
フラッシュカードは、生後3〜4ヶ月ごろ、色や形を見分け始めた赤ちゃんから楽しむことができます。

まだ言葉が話せない時期でも、カードを見せながら名前を読み上げることで、赤ちゃんとのやりとりのひとつの手段になり、親子のコミュニケーションが楽しくなります。

生後6ヶ月ごろには視覚や聴覚がぐんと発達し、6ヶ月〜2歳の間に言葉の理解が進みます。

この時期にカード遊びを取り入れることで、赤ちゃんは絵と音を結びつける力を自然に伸ばすことができます。

さらに、脳は生後から3歳までの間に80%完成するといわれており、この時期の体験が将来の学びの基盤になると考えられています。

つまり、フラッシュカードは「まだ話せないけれど、いろんなことを感じて吸収している」赤ちゃんにとって、遊びながら学べる大切な経験になるのです。

もちろん、2歳を過ぎてから始めても遅すぎることはありません。

何歳からでも、親子で楽しくカードを見ながら言葉をやり取りする時間は、赤ちゃんの成長を支えるやさしい学びになります。

フラッシュカードの主な効果

親子で遊ぶ
フラッシュカードの主な効果は、右脳を活性化させ集中力や記憶力の向上です。

特に0〜6歳ごろの幼少期は右脳が優位であるため、右脳を育てるのに適した期間といえるでしょう。

幼少期に右脳を育てることで、将来的に才能の開花や学習能力の向上などを期待できます。

では、フラッシュカードを使用して得られる効果について具体的に見ていきましょう。

右脳の活性化

フラッシュカードは、右脳を刺激して直感やひらめき、想像する力を育てる遊びです。

赤ちゃんには、見たものをそのまま覚える力(映像記憶能力)が生まれつき備わっています。これは、霊長類にもみられる原始的な能力で、乳幼児期のうちにぐんと伸ばすことができます。

フラッシュカードは、たくさんの情報をパッと見せることで、この力を活かしながら右脳をしっかり使うことができます。

右脳は、目や耳、手など五感で感じたことを整理したり、相手の気持ちを理解したりする力も持っています。

そのため右脳が育つと、物事を柔軟に考えられるようになり、創造力や問題を解決する力にもつながります。

こうして育った力は、絵を描いたり物語を考えたりするときに生きてきます。将来、お子さんが「自分で考えて表現する力」になり、いろいろなことに挑戦できる可能性も広がります。

フラッシュカードは、そんなひらめきや想像する力を遊びながら伸ばせる、楽しいツールです。

記憶力の向上

絵本を読む子ども
フラッシュカードは、記憶力の向上も期待できます。

瞬時に大量の情報をインプットするフラッシュカードは、理性的に考える左脳よりも瞬時に記憶する右脳で処理することを目的としています。

右脳が瞬時に記憶する能力は、イメージ性の記憶と呼ばれ、見たものをそのまま記憶できる力です。

乳幼児期に持つ映像記憶能力を維持させたり衰えさせたりしないことで、記憶力の向上や記憶の定着に役立ちます。

語彙力の向上

乳幼児期から2歳ごろまでにフラッシュカードを使用すると、一般的な子どもの語彙量が増えやすいといわれています。

乳幼児期に多くの言葉を知っていることで、コミュニケーションが取りやすくなる特徴があります。

イヤイヤ期に入っても、自分の気持ちをはっきりと言葉で伝えられたケースもあるようです。

語彙力が豊富だと、自分の気持ちや考えを言葉にすることができるため、自然と表現力も身についていきます。

また、知っている言葉が増えると周囲への興味関心が高くなり、勉強や学習に取り組みやすい傾向もあります。

フラッシュカードの弊害

考えるママ
フラッシュカードは子どもの右脳を鍛え、創造力や集中力、記憶力などを向上させる効果があります。

一方で大量の情報を脳に与える学習方法のため、右脳ばかりが鍛えられてしまい、子どもの元気がなくなったりひとりごとが増えたりする弊害もあります。

フラッシュカードを使用したときに現れる弊害について見ていきましょう。

元気がなくなる

元気がない子
子どもは興味を持ったものに触れたり体験したりすることで、知識を身につけていきます。

しかし、フラッシュカードは子どもの興味に関係なく、受動的に学習する方法です。

フラッシュカードに慣れると受動的な学習はできても、周囲に興味が持てなかったり、自主的に行動したりすることができない子になってしまう傾向があります。

子どもらしい活発さが失われ、元気がなく見えることも少なくありません。

知力は高まっても親の指示でしか動けない子になり、何事に対しても受動的な性格となってしまうことがあるでしょう。

こうした心配があると、「どう関わってあげるのがその子にとっていちばんいいんだろう…」と迷うこともあると思います。

特別な教材をそろえなくても、、ちょっとした声かけや遊び方の工夫だけでも、子どもの「自分でやってみたい」という気持ちはぐんと育っていきます。

そして、もし遊びながら自然に学べる方法を探しているなら、視覚的な楽しさと主体的な学びを両立しやすいドッツカードも、ひとつの選択肢になります。

数字を押しつけるのではなく、あくまで見て・感じて・自分のペースで理解していく遊び方ができるのが特徴です。

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ひとりごとが増える

フラッシュカードの弊害のひとつに、ひとりごとが増えるという特徴があります。

多くの情報をインプットし、覚えるためにひとりごとが増えたり呟いたりすることはありますが、違和感のあるひとりごとを発する場合には注意が必要です。

フラッシュカードは、ひたすら言葉やイラストで学習するため、子どもが体験することなく知識をつける学習方法です。

フラッシュカードを有効的に活用するためには、実際に体験したり実物を見たりして、イメージと体験を結びつける必要があります。

知識も必要ですが、フラッシュカードだけに頼らず、子どもの自主性を育むための行動や経験もたくさん取り入れることを覚えておきましょう。

フラッシュカードの危険性

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フラッシュカードは、瞬時にイラストを見たり名称を聞いたりすることで右脳を刺激します。

しかし、カードを見ることで得られる情報だけだと、子どもの感性や知的好奇心を刺激する機会が減少してしまいます。

フラッシュカードを使用する前に把握しておきたい危険性について確認しておきましょう。

感覚体験が不足する

フラッシュカードは、脳に知識を詰め込むことが優先され、視覚情報に偏りやすい学習方法です。

視覚情報だけで学習すると聴覚や触覚、運動感覚などの感覚を使った学習機会が少なくなり、周囲への興味や探究心を育てにくい傾向があります。

五感を使って体験することは、情報だけでは得られない新しい発見や出来事に遭遇するチャンスです。

フラッシュカードだけに頼らず、知的好奇心を刺激する体験や経験を増やすことで、子どもの成長に役立ちます。

自主性がなくなる

ソファで寝る子
フラッシュカードは、受動的な学習方法になりがちです。

大量の情報を高速でインプットすることで、脳に情報を取り込み、活性化させています。

しかし、フラッシュカードは受動的な学習方法のため、自ら考えたり行動したりして学ぶ機会が少なくなる傾向にあります。

フラッシュカードで学習したことをもとに、実物を見に行ったり実際に体験したりすることが重要です。

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ストレスになる

フラッシュカードに飽きたり毎日勉強することが嫌になったりすると、フラッシュカードでの学習効果が低下してしまう場合があります。

親や先生から強制的に学習させたり、ちゃんと見てと無理やり学習させたりすると、フラッシュカードを見ただけでストレスとなることも少なくありません。

一番大切なことは、お子さんが楽しみながら取り組むことです。

子どもの様子に合わせて、お休みの日を作ったり気が向いたときに行ったりと、完璧を求めずに長期的に継続することがポイントです。

フラッシュカードを効果的に活用する方法

勉強する親子
右脳を鍛えて、創造力や集中力の向上を目指せるフラッシュカードですが、間違った使い方をすると元気がなくなったり自主性を失ったりすることもあります。

ここでは、フラッシュカードを効果的に活用する方法を紹介します。

正しい使い方を知り、フラッシュカードだけに頼らない幼児教育を心がけることが大切です。

短時間で終わらせる

乳幼児期の集中力は、年齢+1分といわれているので、1回あたりは数秒程度で短く切り上げましょう

長時間まとめてやるよりも、短時間を回数に分けて楽しむほうが、子どもにとって無理なく学びのチャンスを増やせます。

子どもの興味を惹き、楽しんで学習することで効果が得やすいです。無理に取り組むものではなく、学ぶ楽しさを子どもが実感できるようにサポートしましょう。

子どもの様子を見ながら取り組む

笑顔の男の子
子どもの様子を見ながら取り組むことも大切です。

子どもがフラッシュカードを嫌がったり気分が安定しなかったりする場合には、思い切って休む日を作ってみましょう。

お子さんの将来のことを思い、「毎日頑張って取り組まなきゃ」という気持ちになりがちですが、どんなときも楽しむ気持ちを忘れてはいけません。

子どもが楽しんでフラッシュカードに取り組んでいるかがポイントですので、やりたがっているか、興味を持っているかを確認してから取り組みましょう。

フラッシュカードができない日があっても問題ありません。子どもの様子に合わせて取り組むことで、フラッシュカードを有効に活用できます。

プレッシャーを与えずゆったりと取り組む

フラッシュカードを使って学習する際には、プレッシャーやストレスを与えず、ママも子もゆったりとした気持ちで取り組むことを意識しましょう。

毎日フラッシュカードをやらなくてはいけないという気持ちでいると、自然に子どもにプレッシャーやストレスを与えてしまっている可能性があります。

フラッシュカードを効果的に活用するためには、子どももママも楽しみながら行うことがポイントです。

子どもはママの表情をよく見ているので、ママが笑顔でいられるのはとても幸せなことです。

ママがリラックスして取り組めていると、子どもも安心して「もっとやってみたい」という気持ちを育てていけます。

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ママがもっと肩の力を抜いて、親子時間を楽しめますように。


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いろいろなカードで楽しく遊ぼう

カード遊び
毎日同じフラッシュカードばかりだと、子どもが飽きてカードに興味を示さなくなることもあります。

そんなときは、1種類にこだわらず、いろいろな種類のカードを少しずつ取り入れるのがおすすめです。

例えば、動物カード・野菜カード・形や色のカードなどを組み合わせるだけでも、子どもの好奇心が刺激され、自然に楽しみながら学べます。

フラッシュカードは、あくまで親子のやり取りを楽しむツールのひとつです。

「カードを見せて名前を言う」だけでなく、子どもが興味を持ったことに合わせて遊び方を工夫すると、学びとコミュニケーションの両方が育ちやすくなります。

子どもに合う教材を選ぶ

乳幼児期の学習では、子どもの気質や興味にそっと寄り添った教材を選んであげることが大切です。

フラッシュカードは記憶力や語彙力を育てるきっかけになりますが、スピード重視でたくさん見せる方法は、すべての子どもにとって心地よいとは限りません。

例えば、パッと見て理解するのが得意な子には楽しめることもありますが、じっくり聞いたり触ったりしながら理解したい子には負担になってしまうこともあります。

そのため、カード遊びを取り入れるときは、早く・たくさんではなく、短時間で楽しく、「できた!」という小さな手応えを積み重ねられる関わり方が向いています。

このような使い方であれば、どんなタイプのお子さんにも無理なく取り入れやすいのが特徴です。

とはいえ、カード遊びだけが成長を育むわけではありません。

乳幼児期には、のびのび体を動かす・お散歩や外遊びのなかで自然に触れる経験・キッチンの野菜や果物、動物園など本物に触れる体験・五感を使う日常の遊びなど、子どもの心と成長を豊かにする関わりがほかにもたくさんあります。

カードは、そのなかのひとつの手段です。

いろいろな体験と組み合わせることで、子どもの「やってみたい!」「もっと知りたい!」という気持ちが、ぐんと育っていきます。

子どもの得意な感覚や興味の方向は、一人ひとりまったく違います。

だからこそ、「どんな教材がその子にあっているのか」を知ることが、楽しく学べる環境づくりにつながりますよ。

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フラッシュカードは慎重に扱おう

親子
フラッシュカードには多くの効果が得られる一方、使い方を間違えると子どもらしさがなくなったり元気がなくなったりする場合があります。

大人が一方的に多くの情報を刷り込むフラッシュカードは、長時間やりすぎたり子どもに合わなかったりすると危険な学習となってしまうケースも少なくありません。

フラッシュカードの正しい使い方を理解し、子ども自身が楽しみながら学習できるようサポートすることが重要です。

ただ、子育てをしていると正解がわからず、周囲の意見やSNSでの情報に頼ってしまうこともあるでしょう。

情報が溢れるなかで、「これは本当にうちの子に合っているのかな?」と迷うのは、どのママ・パパにとっても自然なことです。

だからこそ、一人で抱え込まずに、専門家の知識を頼ることで安心して進められる場があると、子育てはぐっと楽になります。

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